住民税計算方法は住む地域で変わるって本当?

税金

KABESHI

皆さんの中には引っ越した後に「住民税が高くなったなぁ」と感じたことがある方はいらっしゃいますか?
もしいたとしたら…それは引っ越しのせいではありません。
住民税計算方法は日本中で同じです。
過程で差が出る部分はありますが年額で見ればほぼ影響はありません。

住民税計算方法は全国同じ

住民税の計算方法は日本中で変わりません。
住民税は以下2つから構成されます。

  • 所得割
  • 均等割

例えば国民健康保険であればこれに資産割等が加わることもあり、計算過程も市区町村により異なるため住む地域により大きく差が出ます。
しかし住民税は国民健康保険のように市区町村が好き好きに計算をしているわけではないのです。

所得割

所得割は文字とおり、その人の課税所得に応じて計算される住民税です。
税率は課税所得に対して、原則として日本全国一律10%であり、居住地で差が出ない税率設定になっています。

税率10%の内訳は都道府県4%+市区町村6%が基本です。
地域によっては都道府県2%+市区町村8%となっていることもあります。

(※)10%でない地域も一部ありますが、それでもほとんど10%と言い切れる範囲です。
何倍もの差が出るわけではありません。

均等割

均等割は課税基準に達している人に一律で課される住民税で、原則は年間4,000円 (都道府県民+市区町村の合計) です。

所得割同様に年間4,000円でない地域もありますが、大体は4,000~6,000円の範囲です。
こちらも所得割同様、日本全国どこにいてもほぼ違いはありません。

引っ越して住民税が高くなったと思う理由

以上のように住民税計算方法は全国で統一されているため、「引っ越したから」という理由で住民税が高くなったり安くなったりはしません。

ではなぜ「高くなった」と感じる人がいるのでしょうか?

筆者の経験上で言える一番の理由は…
「税金払いたくない」という心情から、 高くなったような気がしているだけ、です。

一方でもちろん数字上で間違いなく高くなっているケースもあります。

住民税は前年所得に対して課税される後払いの税金であるため、この”前年”が重要です。
住民税が上がったのであれば、その前年に住民税が上がるような要素はなかったか心当たりはないでしょうか?

例えば次のようなケースでは税額が上がる要因になります。

  • 昇給などで課税所得そのものが上がった
  • 前年に限って決算賞与が出た
  • 税扶養が減った(学生の子が社会人になった等)

こういった要素と引っ越しのタイミングがうまく重なると、「引っ越したら住民税が高くなった」と感じることがあるかもしれません。

住民税の納付先は1年間変わらない

住民税は毎年1月1日時点の住所地へ納めます。
その後、引っ越してもその年度の住民税は旧住所地へ納付をしなければなりません。

会社員の場合は原則として、特別徴収(給与から控除する方法)ですからあまり気付かないかもしれませんね。

まとめ

  • 所得割も均等割も日本全国ほぼ同じ
  • 住民税が上がっているのであれば前年の所得が必ず変わっている